石黒の感想文置き場

※個人の感想です

【映画】デスパレート・ラン【感想】

・ネタバレを含むので「知りたくない!」って方はご注意ください。
・前知識は出来るだけ入れたくないのであらすじさえもろくに読まずに鑑賞するスタイルなのでその辺ご容赦ください。

『デスパレート・ラン』
公開日:2023.5.12
鑑賞日:2023.5.13
公式HP
https://desperate-run.jp/

【感想】
原題は『DESPERATE HOUR』だそうなので時折映るiPhoneの待ち受け画面に表示されている時間も注意して観ていればまた違った楽しみ方ができるのかも。

色んな意味で迷走・暴走し思いつくままに鬼電しまくり、多方面に電話も迷惑も“かけ続けた”母ちゃんの話だった。
あの状況でテンパってしまうのは分かる。心配で居ても立っても居られなくなるのも分かる。条件的にも「息子が犯人かも!」って勘違いしてしまうのも分かるしそこに輪をかけて警察から色々質問されて更に混乱するのも分かる。分かるんだけど…うーん…(語彙力)

銃社会への警鐘を鳴らす作品だったのかなーとは思うし過去に囚われ続けるのではなく今を生きる・今を生き抜くって方向に向かっていったのはハッピーエンドのようにも取れるけど、一つ引っ掛ったのは息子のこと。
記憶の上書き(特に負の場合)って同等かそれ以上の質量の物をぶつけないと出来ないと思ってるから『立てこもり事件の被害者』となったことで父ちゃんを亡くした悲しみから抜け出せた(他の事に目を向けることができた)のは良いことだとは思うけど、真犯人が分かるまでは母ちゃんからずっと疑われてたわけで…。そのことを知ったら息子はどんな反応するんだろう…。

ま、世の中知らないほうが幸せなことってあるよね(゚∀゚)